こんにちは。
新潟市中央区古町の美容室、ディセンタージュの樋口です。
さて、最近ヘア関連記事を全く書いていなかったので、ちょっと真面目に書いてみます。
今朝ちょうど、ニュースアプリを見ていたら気になる記事が…
《「塩シャンプー」&「酢リンス」で髪と地肌がスッキリするかも!》
またこの類か…
湯シャンのあとは塩シャン…
※湯シャンについてはこちらおすすめ
今回はこの「塩シャン&酢リンス」バッサリ一刀両断させていただきます。
まずはじめに
塩シャンのススメの理由としては…
皮脂を取りすぎる事なく頭皮の汚れを落としてくれる
なるほど…
要は一般のシャンプーは洗浄力が強すぎるよ〜って事ですね。
正解です。
ここはあながち間違っていないですね。
と言っても市販の一部のシャンプーに限りです。
確かに洗浄力が強いシャンプーは本当に多いです。
それが原因で、日々のダメージやカラーの褪色につながるわけですが…
「塩シャンプー」は髪や頭皮にいいのか?
さてここで実験してみましょう。
あ、その前に【pH(ペーハー)】について軽く説明を。
- 髪の毛が一番安定するpHは約5.5(弱酸性)※ちなみに中性はpH7です。
- 毛髪ではアルカリ性に傾くとキューティクルが開き、酸性に傾くとキューティクルが締まります。
- 数字が中性の7より大きいと【アルカリ性】、小さいと【酸性】になります。
- 「アルカリ」は皮脂汚れや油汚れ、タンパク質汚れに強い性質があります。
さて、これを踏まえて実験を見てみましょう。
まず水道水。
水道水は地域差もあるのですが、6〜7%ぐらいですね。
※左が水道水。右は何もつけていない試験紙です
では次は塩を溶かした水溶液に付けてみます。
※一番左
おもいっきりアルカリ性ですね。
pH8.5〜9ぐらいでしょうか?
ちなみにこのpHがどれくらいかというと、ちょっとしたパーマの薬剤と同じぐらいです。
うん。
これは普通に汚れ落ちますよ。
ただ、アルカリに傾きすぎて、パーマかけている方は取れやすくなるし、カラーしている方は一気に褪色しちゃいますね。
次はシャンプーを溶かした水溶液につけてみます。
初めの水道水と比べてみても大きな変化はありません。
シャンプーではpHの変化は見られない、というのがわかっていただけたと思います。
結論!!
結果を見てもらえれば一目瞭然ですが、
塩シャンプー=汚れも皮脂も落ちるけど毛髪に対してダメージが出る
通常シャンプー=汚れも皮脂も落ちる
あなたはどちらを使いますか?
次回は「酢リンス」について!!
※理科の実験などで行う食塩水の実験は、純度が高い塩化ナトリウムなので「食塩水は中性」になりますが、調味料などに使われる卓上塩などは「天日塩」が多く使われるためこのような結果になります。
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